言い回しが難しい

私は「メモの魔力」が人気のある本であることを知っていました。
しかし、本屋さんでパラパラ読みし、「なぜ人気があるのか」わかりませんでした。
私にとって「メモ = ふせん」であり、”パソコンの横に忘れてはいけない事柄”を貼ることだったのです。
例えば、「14時に来客」「15時に1階に書類を持って行く」「18日に予定表を提出」など
この本を読んで、”メモの考え方は色々ある”と知りました。
著者の前田裕二さんは「メモ = 人生」であり、いつもメモを取っていて、息を吸うのと同じことだったのです。
前田さんのことをよく知らなかったら、「この本を読みたい」と思わなかったかもしれません。

NHKの番組で、前田さんを知りました。

前田さんが代表取締役社長をしている「SHOWROOM」も知りませんでした。
ただ、石原さとみさんの元彼というゴシップネタだけは知っていました。
しかし、たまたま見たNHKの番組で、前田さんの凄さを知ることになりました。

NHK「やわらかアタマが世界を救う」

日時:2019年12月10日(火)午後7:57~8:42(45分)

ゲスト:【司会】小峠英二
    【出演】前田裕二、小倉優子、澤部佑、王林、西村瑞樹、鈴木奈々
        大阪大学教授 松村真宏、モーリー・ロバートソン、松丸亮吾

番組内容:アタマをやわらかーくして考えよう!ちょっとした発想の転換で難しい問題が一気に解決!

  • 超進学校・灘校の生徒を育てる秘密とは?教室、図書館、職員室にやわらかアタマを発見!
  • もうすぐ受験シーズン!なぜか勉強したくなる文房具!そこにはどんな工夫が?
  • ニオイ・渋滞・カラス…日本中を悩ませるごみ収集の問題を解決した街があった!
  • インフルエンザ予防!みんなに消毒スプレーを使ってもらうアイデアを検証!
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前田さんの発想の仕方

【問題】文具メーカーの開発担当者は、予備校に伺い、受験生が使用している文房具を見て、新しいアイデアの参考にしています。
予備校の受験生が使用している水性ボールペンに“ある工夫”をして、購入率を高めました。
何をしたでしょう?
前田さんの“やわらかい頭脳”から、問題を解いていきました。

①2人の受験生の意見を参考にしました。

②Aさんは、ノートをまとめる時に、“青い水性ボールペン”を使用していました。
 “青い水性ボールペン”のインクが減ると、「嬉しい」
 “青い水性ボールペン”のインクが減る = 沢山勉強した

③Bくんは、採点をして訂正する時に“赤い水性ボールペン”を使用していました。
 “赤い水性ボールペン”のインクが減ると、「嬉しくない」
 “赤い水性ボールペン”のインクが減る = 間違えが多い

④水性ボールペンのインクが減る事に焦点をあて、そこから考え付く単語を上げていきます。
そして、売上アップに導いたことへ、連鎖していきました。

⑤前田さんの答えは「“水性ボールペン”にメモリをつけた」
 メモリをつける事により、インクの減りが分かりやすくなったのです。

⑥インクの減りは、受験生の勉強意欲を高める効果があったそうです。

この番組には、前田さんの他にタレントさんが多数出演していました。
しかし、前田さんの発想豊かな推理には誰も太刀打ちできず、澤部さんも相槌を打つことしかできませんでした。
私は、この番組で前田さんの事を知り、本屋さんで“メモの魔力”を購入したのです。

内容が難しすぎて理解不能

まず、序章を読みましたが、普段使い慣れていない難しい単語、カタカナが連発しました。
頑張って理解しようと試みましたが、理解不能になり、眠くなってきてしまいました。
子供もパラパラっと読み、解説してくれて、薄っすら理解できるようになりました。

アマゾンの批評

難しい文章の使いまわし、普段耳慣れない単語連発でも、とても人気がある本。
「アマゾンの批評はどんな感じなのだろう」と思い、見てみました。
批評の星5個、星1個を読んでみました。
こんなに長文の批評を見た事がありません。
星5個の方は「いかにこの本がすばらしい」か、長文レポートで論じていました。
星1個の方は「いかに意味がない本」か、また永遠に論じていました。
と言うことは、この本を購入した方は、ただの批評なのに長文を投じてしまう頭の良い方たちなのです。
しかし、この批評を理解するのも難しかったです。

本の帯を見て

もっとも読まれたビジネス書
オリコン、トーハン、日販、TSUTAYA 全て第1位

一行のメモが、一生を変える

  • メモで日常をアイデアに変える
  • メモで思考を深める
  • メモで自分を知る
  • メモで夢をかなえる
  • メモは生き方である

前田裕二さんとは

SHOWROOM株式会社代表取締役社長
1987年東京生まれ
2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業
外資系投資銀行に入行
11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事
数千億~兆円規模の資金の運用するファンドに対してアドバイザリーを行う
13年、DeNAに入社
仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる
15年に当該事業をスピンオフ
SHOWROOM株式会社を設立
同年8月末にソニー・ミュージックエンタテイメントから出資を受け、合弁会社化

私が難しずぎて理解できなかったこと

序章から第2章は、誰か解説して欲しいと願ってしまいました。
第3章からやっと、わかるようになりました。

序章 メモの魔力を持てば世界に敵はいない

  •  メモがあなたの「人生のコンパス」を作る
  •  メモによって夢は現実になる

第1章 メモで日常をアイデアに変える

  •  メモを「第2の脳」として活用する
  •  「記録」でなく「知的生産」のためにメモをとる
  •  僕にとってメモは「生きること」である
  •  メモによって鍛えられる5つのスキル
  • アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
  • 情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
  • 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
  • 話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
  • 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
  •  アイデアを生み出すメモの書き方
  •  ノートは見開きで使う
  •  「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク
  •  日常すべてをアイデアに変える
  •  「抽象化」と「転用」でさらに思考を深める
  •  「SHOWROOM」もメモから生まれた
  •  「日付」「サマリー」「標語」を書く
  •  4色ボールペンによる「色分け」で判断能力を上げる
  •  「記号」の使い分けによって情報にフラグを立てる
  •  「標語」が伝える力の源泉になる
  •  「朝5時半の女」は秀逸な標語事例

第2章 メモで思考を深める

  •  「抽象化」は人間に与えられた最強の武器
  •  抽象化の3類型「What」か「How」か「Why」
  •  特に価値が高いのは「どんな?」「なぜ?」による抽象化
  •  「君の名は」面白さを1分で伝える
  •  抽象化とは、「本質を考える」こと
  •  「解くべき課題」を明確に持っているか?
  •  What型抽象化で、言語化能力を高める
  •  右脳だけでは人を動かせない
  •  言語化の第一歩は自分の心に「なぜ」を向けること
  •  レトリックにこだわり、独自の言葉を生み出す
  •  言語化がうまい人に共通する2大条件
  •  「刺さる」言葉のストックが表現を洗練させる
  •  「我見」と「離見」が抽象化を加速させる
  •  写真を撮ることで「離見の見」を育てる
  •  「抽象化ゲーム」のすすめ

調べた単語

ファクト=事実

抽象=事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。

サマリー=論文、概要

秀逸=他のものよりぬきんでてすぐれていること

レトリック=言葉を美しく巧みに用いて効果的に表現すること

我見=自分だけの偏った見方や狭い考え

離見=自分の演技について客観的な視点をもつことをいう

こんな事が書いてあった 

時代に取り残されない人材になるには

近い将来、分散化社会へ変革が進めば、組織や企業という概念、枠組みさえ、薄まってしまうかもしれない。
そこで「個」として戦う上で必要な基本姿勢やスキルを身につけていないと、気づけば時代に取り残されてしまう。 

個の時代においては「オタク」が最強

これからの社会において、「オタク」という「個」が価値を持つと考えているそうです。
何かに熱狂している「オタク」であることが、価値創出の根源になると考えます。
あることについて、めちゃくちゃ詳しくて、好きで好きでたまらない。
いつだって、ついそのことばかり考えてしまうような人物です。
夢中になれるもの、熱中できるものがある人はこれからの時代、とても強いそうです。 

就活で書いた「自分分析ノート」30冊

著者は就職活動時「自己分析ノート」を30冊ほど書いたそうです。
主に「過去の自分の意識を抽象化する」という意識で、それまでの人生を全力で振り返りました。
本屋さんに売っている就活の自己分析本を片っ端から買って、すべての質問に答えていったそうです。
著者が希望した企業に就活を成功させるために、考えたことは「自分を徹底的に深堀すること」だったそうです。 

「人生の軸」を見つける

「人生の軸」とは、「自分はこいうときに幸せを感じやすいから、こんなゴールを持ったら、すごく楽しくなりそうだ」など、目指すべき方向性を自ら設定できるようになるそうです。
自分自身のことを深く知ると、「自身を持てるようになる」「至らぬ自分に気づくこともある」そうですが、欠点を知らない人に比べて、前に進んでいると言えるそうです。

「抽象化」なくして自己分析は存在しない

著者の長所は「辛抱強い」
しかし著者の場合、長所を答える時、「圧倒的努力を可能にする熱量」言うそうです。
具体化すると「受験のとき1日10時間勉強しました」「毎日朝の5時まで仕事をしています」
抽象化し「では、なぜ自分がここまでの圧倒的な努力に身をゆだねることができるのか」と問います。
著者は幼いころ両親を亡くし、勉強に集中できる環境ではなかったが、境遇に負けたくなく、かなり努力をしたそうです。
だから、「辛抱強い」と自己分析します。

  • 自分の意識に目を向ける(具体化)
  • Whyで深堀する(抽象化)

普通の方は、①で止まってしまうそうでが、本質に届いていないそうです。 

「では具体的に何をするか」まで書かなければ人生は変わらない

「大きな挑戦がしたい」という希望があるなら、「明日から何をするの?」と考えます。
1兆円企業に成長させたい経営者であれば、例えば「そもそも上場するために、どの証券会社がいいか、まずは尊敬する上場企業の社長たち、特に最近上場したA社とB社にヒアリングしてみよう」などと具体的なアクションまで具体化するとよいそうです。 

「言語化」で夢は現実になる

2つの方法があるそうです。

  • 紙に書く

紙に書き、自分が夢を意識する度合いが高くなります。
夢について考える時間が長くなれば、夢をかなえる方法を考え、努力し、夢への障害を解決していこうとするそうです。

  • 夢を話す 言霊の力

言葉によって自分の意識が変わり、そのことで良い方向へ導かれた経験が著者にはあるそうです。

夢に優先度をつける

  • 「Sランク」絶対に何が何でもやりたい
  • 「Aランク」相当強い思いでやりたい
  • 「Bランク」やりたい
  • 「Cランク」できればやってみたい

モチベーションの2類型

  • トップダウン型 そこから逆算して日々の行動を決めていく
  • ボトムアップ型 目の前の面白そうなことに飛びつきことで日々の行動が決まっていく

自分がどちらのタイプなのか、どちらの生き方に喜びを感じるのかを把握しておくことが大切です。

 エピソードの「着地点」を先に提示する

具体的なエピソードを話すとき、「何を伝えたいのか」を先に提示することが大事
聞き手は多くの場合、エピソードトークが始まると、「これ、どこで終わるのか」「何の話が始まったのかな?」「どこで着地するのかな?」と無意識に感じてしまいます。聞き手を、不安にさせてはいけません。 

「変曲点」に幸せの源泉がひめられている

ライフチャートの変曲線を見て、なぜ上がったのか?なぜ下がったのか?自分の感情を大きくアップさせたものを発見できれば、それが自分の「生きる意味」や「幸せの源泉」

誰だって「ストーリー」がある

人生はドラマです。
ストーリーのない人生なんてありません。
絶対にどこかしら人生を切り取ると、他のひとが興味を持ってくれるような要素は誰にだってあります。
その要素が果たしてどこに眠っているのか、これをぜひ見つけてだして、話せるようになって欲しいそうです。

メモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」である

メモとは「ノウハウ」ではなく「姿勢」
メモできる環境と整え、②ひたすらメモを取ること
勝負は、書くか書かないか。
テクニックの問題ではなく、自分の人生とどれだけ真剣に向き合うか、「生き方」の問題。

いち早くメモを「努力」から「習慣」へ

前田さんにとって「メモを取ること」は習慣化しているので、苦ではないそうです。
当たり前のように「歯を磨くこと」と同じで、「息を吸うこと」と同じらしいです。
習慣化するまでは、努力しなければいけないが、一度習慣化してしまえば、当たり前になるそうです。
少しの疑問でもスマホのメモ機能に書き込むため、一日の終わりに見直す時、スクロールしない日はないそうです。

メモを習慣化するためのコツ

3つあるそうです。

  • 持っているだけでテンションがあがる“お気に入りの文具”を持つこと。

例:筆者「モレスキンのハードカバーノート」

  • 「間違ってもOK」という心持で書く。

「こうでなくちゃいけない」はない、ナプキンやチラシの裏に走り書きでもOK

  • メモの取り方を褒めてもらう → 成功体験を積む

「やりたいことが見つからない」は本当か

やりたいことは、人に言う必要がないので、「若い子にモテたい」「お金が〇〇億円欲しい」「社会的な名声が欲しい」「良い車に乗りたい」などで良い。
これらの欲求をクリアしたら、前より大きな欲求にシフトチェンジしていけば良いそうです。
まずは「身近な目標を達成する為に、努力することが大事」らしいです。

まとめ

前田さんはノートを見開きに使用します。
子どもが「社会のノートの取り方に似ている」と話していました。
確かに、左側は授業中ノートを取り、右側は自宅学習用のまとめを書く勉強の仕方に似ています。
この本を読んで、物事を考えたい時、何事もノートに書き、まとめるようになりました。
一度、「字を書いてみる 」という作業は、頭の整理をつける事、感情の整理をすることに役に立ちます。
この本は、「メモの取り方」の本だけではなく、未来の自分のために、色々整理し、目標を定め、やる気を出させる本でもあります。
悩みがあり方など、ノートを開いて、「ガーっ」と書き出してみる事から、始めてみるのも良いかもしれません。

この本の最後に

  • 自分を知るための「自己分析1000問」
  • SNSで募集した「人生の軸」

書いてありました。
もし、この本に興味をお持ちになった方は、最後にぎっしり詰まった文章を除いて見てください。

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